校長室より

「全員無事」の重み

昨日、今年度2回目となる総合防火避難訓練を実施しました。深谷消防署の皆様のご指導のもと、避難訓練と消火器の使用訓練を行いました。

訓練後、「全員無事避難」との報告がありました。私はこの「全員無事」という言葉に、以前にも増して重みを感じています。災害や事故の報道に接するたびに、「全員無事」が決して当たり前ではないことを痛感するからです。学校が目指しているのも、まさにこの「全員無事」です。

人は忘れるものです。だからこそ、昨日の訓練を一過性のものにせず、日頃から防災への意識を持ち続けてほしいと思います。今回の経験が、自らの命を守り、周囲の命を守る力につながることを期待しています。

外部会場で初の合唱祭開催

本日、本校創立64年の歴史の中で初めてとなる合唱祭を、深谷市民文化会館大ホールで開催しました。

保護者の皆様にも多数ご来場いただき、参加者は200名を超えました。音響に優れたホールいっぱいに生徒たちの歌声が響き渡り、記念すべき一日となりました。

生徒たちは課題曲と自由曲の2曲を披露しました。仲間と心を一つにして創り上げたハーモニーからは、これまでの練習の成果が伝わってきました。また、外部会場での開催という新たな挑戦を成功させることができたことも大きな収穫です。

私は、今回の合唱祭が本校の新しい伝統として受け継がれていくことを期待しています。

ご来場いただいた保護者の皆様をはじめ、合唱祭に関わった全ての皆様に感謝申し上げます。

全校の思いを折り鶴に込めて

サッカー部の全国高校サッカー選手権大会埼玉県予選が始まります。

そのような中、生徒たちの間で、折り鶴を作って応援しようという動きがあることを知りました。私は、こういう応援の仕方が好きです。

その一つひとつには、「頑張ってほしい」「力を発揮してほしい」という仲間への思いが込められています。

私は、仲間の挑戦をみんなで支え、成功を願う気持ちは、本校の建学の精神「成徳」に通じるものがあると思っています。その数だけ、仲間を思う気持ちが集まっているように感じました。

選手の皆さんには、支えてくれる仲間たちの思いを力に変え、成徳深谷らしいプレーをしてほしいと思います。

9月の言葉「前途洋々」

本日、若手教員が校長室を訪ねて来てくれました。

担任をしている生徒たちの悩みにどう応えていくべきか、という相談でした。自ら学び、生徒のためにより良い方法を模索する姿に感心しました。

何より印象的だったのは、生徒に答えを示すのではなく、ともに考えながら成長を支えようとしていたことです。若手教員の中に、これからの学校を支える力を感じました。

そんな姿を見て思い浮かんだ言葉が「前途洋々」です。

前途洋々とは、将来に大きな希望が開けていることを意味します。その先生自身はもちろん、その先生に学ぶ生徒たちの未来にも大きな可能性を感じました。

「不忘敬」に学ぶ

校長室に掲げられている言葉に「不忘敬」があります。

4月の言葉で書きましたが、私は、この言葉を忘れずにいたいと思っています。

校長という立場になると、生徒や保護者の皆様、教職員、地域の皆様はもちろん、日々の起案文書や来校者対応、電話や問い合わせなどを通して、多くの方々の思いや様々な願いに触れます。そうした日々出会う全てのものに敬意を払うことが、「不忘敬」の意味なのかもしれません。

学校は一人で成し遂げられるものではありません。多くの方々に支えられ、協力をいただきながら成り立っています。

だからこそ「不忘敬」。感謝と敬意を忘れず、謙虚な気持ちで学校づくりに取り組んでいきたいと思っています。